着床前診断(NGS)・男女産み分け(性別選択)について

着床前診断(NGS)と男女産み分け(性別選択)について、医学的な考え方をご説明します。着床前診断は、各プログラム(卵子提供・自己卵子・代理出産)に組み合わせてご利用いただけるオプションです。

着床前診断(NGS)の解説図(自社作成図表)

着床前診断(NGS/PGT-A)とは

着床前診断(PGT-A)は、胚の染色体の数を調べる遺伝学的検査で、胚移植の前に実施します。現在はNGS(次世代シーケンサー)を用いており、46本の全染色体を解析し、染色体の数の異常(異数性)やモザイク胚を検出します。多くの検体で結果が得られる検査です。

期待される点

  • 胚移植あたりの妊娠率の向上が期待されます
  • 流産率の低減が期待されます
  • 多胎妊娠のリスク低減につながります
  • 結果として、治療にかかる時間やコストの軽減が期待されます

検査をご検討いただく方の目安

  • 35歳以上の方
  • 2回以上の反復流産のご経験がある方
  • 2回以上の体外受精(ART)で妊娠に至らなかった方
  • 精子濃度が500万/mL未満の方
  • 染色体異常のある妊娠をご経験された方

男女産み分け(性別選択)について

着床前診断(NGS)では、胚の性染色体(XX/XY)を判別できます。この結果をもとに、ご希望の性別の胚を選んで移植します。産み分けもNGSで対応します。

あらかじめご理解いただきたい点

  • ご自身の卵子で採卵数が少ない場合、移植できる胚を確保できないことがあります
  • 検査の結果、ご希望の性別の胚が残らない可能性があります
  • ご希望の性別の胚を移植しても、妊娠が確実に得られるわけではありません

NGSの精度について

  • 正常な染色体と診断できる確率は約97%とされています
  • 性別については高い精度で判別できますが、誤診の可能性はゼロではありません
  • 着床前検査を行っても、染色体異常以外の原因による流産の確率が約10%残ります
  • 染色体異常のあるお子様が生まれる確率は、検査を行わない場合と比べて大きく下がりますが、ゼロにはなりません

NGSは、体外受精における選択肢の一つです。検査を受けるかどうかは、ご状況に合わせて医師とご相談のうえお決めいただけます。


NGSをご利用いただける各プログラム


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